荒川区に住んでます-うちの夫観察絵日記-

荒川区在住30代夫婦の日常。三度の飯と夫が大好きな妻による、夫観察絵日記ブログです。

(娘4歳4ヶ月)進級・年少の先生へのお礼のお手紙

なんの感慨もわかないだろう親の手形は

 

3月。年少さんの終わりに、お世話になった担任の先生へのお手紙のプレゼントをクラスで用意することになりました。

こっこは「パパとママの手形も手紙につけようよ」と誘ってくれましたが、先生にとっては保護者のでかくてかわいくない手形なぞ見ても何の感慨もないだろう。

 

最終的にはこっこは手形遊びに夢中になりすぎてしまい、「ふぉー、よし恐竜ができた、ねんねの部屋に飾ろう」と完全に目的を喪失。

先生へのお手紙はどうした

 

お手紙は後日、こっこがせっせと先生の似顔絵を書き、先生と一緒の写真をシールで一生懸命コラージュしてペタペタ作りました。

「せんせいずっとすきだからね またいっしょにあそぼうね いままでありがとう」とメッセージを書いたこっこ。それを読んで夫とわたしが「我が子!」とズビズビ涙しましたハハハ。

 

さてこっこの担任の先生について……。

こっこが1年間お世話になった年少クラスの担任の先生は、園のなかでもベテランのしっかりした方で(といってもわたしより年下でしたが)、たまに幼稚園に忘れ物を届けに行ったときなどに園庭をこっそり覗いてみると、先生は子どもたちが走り回ったり思い思いに遊んでいる輪に一緒にいるというよりは、園庭にちらばっている子どもたち全員をぐるりと照らせる太陽や灯台のような佇まいで。

エプロンの腰に手を当ててニコニコしながら子どもたちを見守っている姿が印象的でした。

 

そのニコニコしながらも背中に一分の隙もない手練れのオーラがなんだか「ベテラン先生」というより「武術の達人」とか「千年以上生きた魔法使い」の域に達していらっしゃいました。

それこそ先生に不意打ちで襲いかかるイメージをしても、返り討ちに遭うイメージしか湧かない圧倒的な実力の差!!

 

こっこも先生のことが大好きで、「ずっと年少さんのまま、先生と一緒にいたいなあ。先生が担任じゃないなら、もうなんだっていいよ」と年中に上がるのをしばらく嫌がっていたほど……。

 

先生の、何百人と園児を受け持ってきたであろう教員人生にとっては荒川こっことその家庭もまた些細な出会いだったかもしれませんが、とてもいい先生に受け持ってもらえて、こっこは幼稚園が大好きになって。

最近は「パパ、ママ、幼稚園の先生、いっしょにすごした○○くみのみんな、地球で出会った人たちみんなわすれないよありがとういつも感謝、花も虫もみんな先生」とレゲエと吉川英治の名言(「我以外皆我師」……)が融合したようなオリジナルソングを口ずさむほどに、なんというかそういうレゲエの精神を幼稚園で培うことができました。

本当に、こっこの幼稚園生活およびこれから始まる長い学齢期の準備として幸先のいいスタートを切ったなあ、先生が担任で運がよかったなあと思います。

ただ最初が良すぎると理想や期待が膨らみすぎてしまうかもしれず……これからのこっこの人生、年少クラスの先生のような良い先生にたくさん出会えることを祈るばかりだ。

 

そういえばこれは夫の話ですが、夫は学生時代に中学受験塾の講師のアルバイトをしていて、それこそ夏合宿なども一緒に行って「小学生にたくさん遊んでもらって楽しかったなァ〜」といい思い出がたくさんあるようで(「勉強? 何もおしえてないよ! みんな頭よかったもん!」と夫)、大変忘れっぽい夫ですが受け持った子どもたちの顔と名前は忘れることなく、今でも「元気かなあ〜」と当時の生徒さんの話をしてくれます。

先生もいつかふとこっこのことを思い出してくれたら嬉しいなあ。

 

▼先生には入園してすぐになついていたこっこ。獣は圧倒的な強者を嗅ぎ分けるのだ──

年中クラスに上がった現学年の担任の先生もとても明るくて優しい先生で、こっこは「○○せんせい……気に入ったよ」と(どういう立場だ)言いながら今日も幼稚園に楽しく通っております。